天窓の光。

ifuku2013-03-04

1月にお引渡しをしたM様の家に伺った。家の中に入った。リビングの感じがいい感じ。
自分で言うのもなんだけど(笑)・・・

低い勾配天井に天窓がいい感じ。
その天窓から西日が差しこんで・・・・・・ローマのパンテオンを彷彿させる!?(^^;;。

・・いやいや、スケールは全く違うけれど・・・この壁に当たる光の影が刻々と形を変えていくのはかわりないのである。
長く伸びた西日の影もすきなんだよね。なんかね。・・

ソファを置く想定だったスペースにはきちんとソファが置かれ、座る位置が特定されていた。
これでリビング空間の使い道が決定。パズルが完成。
リビングは座る場所なのだ。
どこに座るかが大切。
人はここがあなたの場所よ・・と特定されると安心するところがあるのではないでしょうか。
居場所がある、座る場所があるというのは幸せなことかも(笑)
話はちょっととぶけれど・・自転車に乗っててもそんなことを感じることがあります。
それは、車道を走っていて時々遭遇する、路肩に緑の線が引いてある道路。
緑のラインで、ここは自転車ゾーンと示してあるのですね。
特にそれまで走ってきた道路と路肩が広くなったわけでもなくて、ただ色分けしてあるだけなんだけど、なにかすこし安心するのです。不思議と・・
ここはあなたの場所ですよと、自分を肯定的に迎えてくれるのだ(笑)。
そんな心理と共通するのがあるかもしれないな、などと思ったりしています。



そして、背面に壁があればそれも重要だと思います。これは・・バックスクリーンですね(笑)
Ⅿさまの家はこのソファの背面に天窓から光が差し、壁を伝って光が下りてくる。
光そのものは目に見えないので、何かに当てて影をつくらせて光を見せる。
ゴツドン屋敷(旧後藤家資料館)の節穴の光もそうだけど(笑)・・絞ってこそ見えてくるものがあるのではないかと・・・・
仕事もそうかも。

しかし、ローマのパンテオンに行ってみたいw。あの天窓の下に立ってみたい・・・とローマに思いをはせる午前5時(笑)


 野田