時間のマジック

昨年、シュトレンというドイツの菓子パン?・・ケーキかな?・・と、バンペイユというとてもでっかい、ミカン?を、お友達からいただきました。
どちらもクリスマスの一週間前でした。
わたくしの家で忘年会をしたときに、鹿児島と熊本の友人が持ってきてくれたものです。
シュトレンは半分をみんなで食べて、「残りはクリスマスまで一切れづつ食べてね」と半分わたくしに残してくれました。

バンペイユは熊本の友人から、彼の地元八代市の特産品です。「お正月明けに少しづつ食べてね」と玄関に飾ってくれました。
  ←大きさを比較するためにリンゴなどを並べてみました。でかいっしょ!^^



シュトレン。ドイツではクリスマス当日までの間、少しづつスライスして食べて、クリスマスの日に食べ切るという習慣があるそうです。
なんでも、ケーキの中に含まれているフルーツの風味などが日ごとパンに移っていくため、クリスマスにむけてだんだん味が楽しめるとのこと。
忠告に従って(笑)一切れづつたべていきましたよ。たしかに日ごと味が深まっていくように感じました(笑)・・外側の白い(砂糖がまぶしてある?)ところなどもだんだん柔らしくなって、パンの中身も芳醇な味になっていくのがわかります。
そしてクリスマス当日いただくときの最後の一切れのいとおしいこと(笑)
このお菓子を持ってきてくれた友人を思い出しながらありがたく頂きました。おいしかったですね。


そして玄関に飾ってくれたバンペイユ。・・毎晩仕事から帰って玄関のドアを開けると「どしんとほわんと」の・・どっかの焼酎のCMみたいですが(笑)・・佇まいにも癒され、そして日が経つにつれ香りが増してくるんですね。日増しに玄関が柑橘系のいいにおいに包まれるという。・・・これまたバンペイユを置いてくれた友人を毎晩思い出すという(笑)

どちらもこの友人たちの気持ちの余韻(笑)がじんわり残るという・・素敵なプレゼントを置いてくれたわけなんです。
で、なにを言いたいかというと(笑)
時を経ることでじんわりと伝わってくるもののありがたさというものがあって、それはとても心地いいものであるなぁということを、あらためて思ったんですね。
すまいをつくるうえでもそういうものを大切にするにはどうすればいいか・・考えていきたいと思います

noda