電気料金値上げかも・・

九電が国に申請している四月からの電気料金値上げ。
１８日の新聞によると、値上げの幅がオール電化の場合一般家庭の二倍になるとのこと。
これは、消費者に節電に取り組んでもらうため、電気を使うほど値上げ率も高くなる仕組みにしたからだそうです。
新聞の見出しには「オール電化　減る利点・値上げ率一般家庭の倍」とある。

原発の電気を使うことを前提に設定されていた深夜電力の料金体系、原発は出力調整ができないので一日中一定の出力で運転する。電気の消費が少ない深夜、電気を捨ててしまうよりは、割引してもどんどん使わせようというのが九電の方針だった。
しかし原発の全停止を受けてこの仕組みは立ち行かなくなってきています。
　そもそもこれまでの、電気をたくさん使うほうが料金が安くなるという仕組みがおかしかったのではないかと思う。
オール電化にすれば住宅ローンの金利まで割り引かせるという熱の入れようでしたね。いまもあるのかな・・

福島の原発事故以後、九電のホームページから、あれほどキャンペーンを張って宣伝してきたオール電化の文字が消えている。
原発が順調に動いていた時期はオール電化の普及が九電にとって大事な方針でしたが、この仕組みがいま逆に経営の重荷になってきている？。原発は動かず深夜の電力をまかなうために夜中も火力発電を動かさなければならない。さらに今年に入っての円安も燃料費調達に悪影響を与えるかもしれない。

今回の電気料値上げが計画通りに行われた場合、九電の試算では一般家庭の値上げ率は5〜６％に対しオール電化の家庭は12％になるとのこと。新聞では「効率のよい機器を使っても12％になる。使う温水器によっては、15％以上もあがる」と書いている。
この効率のよい機器はエコキュート、悪いのが一般の電気温水器ということだろう。

値上げ後の電気代の試算が出ていた。・・参考までに↓

　野田