誕生日のローストビーフ

ifuku2012-12-26

12月25日はうちの長男の誕生日。
我が家ではクリスマスイブにはケーキは食べません。翌日誕生日のお祝いにたべるというのが通例になっております。
今回はちょうどわたくしの定休日と重なったので、午後から庭で焚火をしてローストビーフをつくってあげました。
わたくしも初めての経験でしたけど(^^)。

まず、牛のモモ肉を1kg準備しようと思いスーパーを三件ほど回わった。
しかし、そんな肉をブロックで売ってるところなんてありませんwね(笑)・・・次に肉屋さん。こちらも二件回ったけど、注文して取り寄せ、とのことだった。
う〜む・・やっぱり予約してないと無理だね。こりゃ肝心の肉が手配できずに計画断念か・・と思いながら最後に寄った千日通りにある肉屋さん。
ありました♪!・・牛モモ肉のかたまり♪。
しかし値段を聞いてみるとグラム600円。かなり上等の肉だな(汗)。
予定通り1kg買うと6千円なのだ。・・・ここでまた、う〜む(笑)・・・

で、清水から飛び降りて^^;「600グラムください」とお店の人に伝えた(笑)。当初の目標より4割減(^^;;
しかしこの減を補ってあまりあるシーンがこれから展開されるのでありますね。

店員さんが大きな肉のかたまりを店の奥から取り出してきて、それに包丁を入れようとすると・・「ちょ・ちょっと待て」と、横から店の主人。「なんに使うの?ローストビーフ?」とわたくしに尋ねてきた。
「はい」と答えると、「じゃ・・」と
「さかめ(逆目?)が・・こうだろ・・だから・・ここをとって、こうやってこう、ここを残しなさい」などと包丁の入れ方を店員さんに指示するのである。
それを聞いていてなんか嬉しかったね、わたくしの肉のためにと思うと(^^)・・プロの仕事を感じるではないか・・主人の肉への愛情も。

スーパーではこうはいかんやろね。売り手と買い手の接触はないもんね。
やっぱり専門店だよ。と思ってしまう。・・・(・ま、専門店もそこの主人の考え方で違うやろうけど・・この店に来るまでの二件はピンとこんかった。)
しかし、こういう場面に出会うとですね。単純なわたくしは、これから肉はこの店で買おうと思ってしまうのですね(笑)。
これから自分の肉はこの人から買いたいと。
値段はスーパーのほうが安いかもしれないけれど、値段の数字には表れない背景というものがこの肉にはあるのだ(笑)。
きょうこの店で肉を買えたのは幸せでありましたw。(・・今日は文章の中に(笑)が多いね(笑))

ここにもストーリー、物語があるのだ。商売の切っ先というのはこういうことをいうのではないかと思う。人はモノと一緒についてくる物語りを買うのではないか・・・
わたくしも自分の商売の切っ先を日々、研がないとね(笑)

最後にこの主人が600gの肉のブロックをローストビーフ用にひもで縛ってくれました。その手際良く動くヒモの縛り方を、じっと横でみていた。
今度からはタコ糸を買って自分でやってみよう。・・・

  野田まさひろ




ローストビーフの着工前と工事中と完成写真(^^)↓

着工前


オリーブ油でニンニクを炒め、ローストビーフの表面を焼く。

いったん肉を外に出し、野菜を敷き詰めその上に肉をのせてふたをする。
じゃがイモやニンジンなどは洗っただけ、丸のまま(^^)・・ワイルドだじぇ(笑)

オーブンのふたにも熾き火をのせて・・・待つこと約40分。
焼け具合はレアをねらったけれど今回はちょっと焼きすぎた。肉が600gのブロックだと30分くらいでよかったかも・・次回への反省事項。





肉もさることながら、このニンジンやジャガイモがホクホクで本当にうまかった。ふだんはニンジン嫌いの娘もうまいうまいと食べてくれた(^^)v。特にジャガイモのおいしさは感動的。


学校から帰ってきた長男に味見させて・・・どうけ!?・と尋ねたら。。
このサインが返ってきた(^^)。
火はうまいよ(^^)・・