Tくんとカワセミ

散歩中に道端に落ちていたスズメのヒナを拾ったTくん。あれからもう一年。
立派に育て上げ(^^)・・卵を産むまでになりました。・・写真↓
     

で、今年は(笑)というと・・仕事中に彼からの電話。「カワセミを捕まえたけどどうすればよいか?」に・・・こちらは「は?・カ・カワセミ?」(笑)
話を聞くと・・自宅で窓から庭を眺めていたTくん。庭に美しい鳥が不時着したのを見つけたのでした。
近づいてみると、なんとカワセミ。ゆっくり近づき捕まえようとするとまったく身動きせず、彼の手に。
だいぶ、衰弱していたそうです。
  

またまた、慈悲深い彼は衰弱した鳥をそのままにしておくことができません。
すぐカワセミを連れて獣医を尋ねたのですが納得いく治療ができなかったそうです。
で、自分でえさをやって回復させることを決断したのでした。

まず、魚の刺身(かんぱち)をスーパーから買ってきてすりつぶし、カワセミの長いくちばしをこじ開け、スポイドでえさをのどの奥に押し込みます。
隠し味にリポビタンをつけて(笑)・・ここらが彼の一工夫。・・彼のオリジナルな考えには、いつも感心するところであります。
                   

そばで見ているとなんだか手馴れた手つき(笑)。。昨年のスズメの育児経験がものをいってるようです。

そうこうしているうちに・・えさを食べさせたので、元気が出たのでしょう。
捕らえられた時は自分の足で立てずに、ころんと寝たきりだったのが、えさを食べさせてしばらくしたらもう自分の足で止まり木をつかみ、立てるようになった。
羽根をじたばたさせ、隙を見て部屋の中を飛び回ったりもした。ただ、まだ羽ばたきは弱弱しかったけれど。
だけど、回復が早いよね。・・・リポビタンが効いたかね(笑)

しかし、きれいな鳥であります。そして見れば見るほど、かっこいい。長いくちばし。・・ハンターなのだw。
なんたって英名はKing fisherだかんね。
野生のキリリ。
写真撮るのに近づいて見ればなかなかの風格。
    

「今度も(スズメの時と同じように)手なづけて、飼うの?」と彼に聞くと「こんな超自然派は無理や!(笑)」・・・・確かに(笑)
野生で生きていけるようなところまで回復したら、どこか水辺で放すそうです。

m.noda