ドングリの苗木たち

ifuku2012-05-26

この日の午前中は「どんぐり1000年の森をつくる会」の苗換え作業。


会の畑で、種から芽が出たコナラやミズナラなどのドングリの苗木をポットに移し替えます。
このポット苗で三年育てて、樹高が約1mくらいになると山に移植します。

畑から掘り出された苗木をひとつひとつ、ポットに移して土を詰めていきます。
この一個一個、手で苗木の周りに土を詰める作業というのは、なんか・・作業している者のこころをやさしくするような気がする。・・そして、一個一個にその人の希望もつめているような・・苗木に託す希望?(^^)

・・ま、それはさておき(笑)
そのまま地植えで育てるより、ポット苗で育てたほうが山に移植したときの活着率が高いのですね。

幼い苗木ですが、太い根を真下に伸ばしています。このしっかりした直根がナラなど広葉樹の特徴です。
このしっかりした根で山の土をホールドして山の崩落を防ぎ、水源涵養林となります。
この日の苗木は岩手県から送られた種を高城の畑に植え、それが発芽したものです。
ドングリの会で三年ほど苗を育て、その後岩手に戻して、被災地の森づくりに役立てられます。



↑かわいい葉っぱたち(^^)♪・・


↑この子供たちが大人になって家庭を持つ頃。立派などんぐりの木の森になるだろう。そしてその子供たちが、また、この森で遊んで・・・また次へ・・。
こんな循環の最初の一歩に参加できることは幸運ですw。

約1500本のポット苗ができました。これに日陰用をつくる、すだれを設置して完成です。
この日は小雨がぱらつく、苗木にとっては、やさしい天気。




葉っぱ好きな私には、幸せな時間でした。
m.noda

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