アンドーさん

朝食を食べていると、うちのおカーちゃんが興奮気味に話しかけてきた。
「アンドーさんって面白い人やねぇ!」
・・・・アンドーさん?・アンドーさん?・アンドートロワ?・・どこのアンドーさんだろうとこちらは??・・・
いつもこの人、自分の話の内容を相手はすでにわかっているものという前提で話してくるのである。
ポンポン威勢良く発せられる単語をつなぎ合わせながら推理していくことになるんです、こちらとしては。
読み解くのにしばらく時間がかかりますw(^^)
この日はこんな具合↓
「独学」「ヨーロッパ放浪」「東大教授」「ボクシング」・・あ、このあたりで建築家の安藤忠雄さんか・・と連想するのでありますね。
しかし、彼女がなぜそのような人物を知っているのか?そんなことには興味など無いはず?・・と新たな疑問が湧いてくる。
二人の接点がわからず話を聞いていると、どうやらTVのワイドショーに安藤さんがゲストで出演したのを見たらしいのである。
あ、ワイドショーかぁ・・・・これで、納得(^^)
うちの嫁さん。ワイドショーとバラエティーのTV番組には詳しいモンね(笑)

朝から安藤さんの話を聞かされ、この本を思い出し、本棚を探ってみた。

昔読んだ本である。面白かった。
予算の無い仕事を請けて建築家はこだわり、施工する工務店も利益は出ないのに、意地とプライドで造り上げていくドキュメント。ちょっと切ないですけどね。
安藤さんの設計がまた、施工するほうとしては難解なんです。特にこの教会の核心部分、十字の光のスリット。
ああ、この部分の施工状況や完成写真をまぶたに浮かべると感動がよみがえってくるのだ(^^)。
詳細な工事現場の描写など・・・同業種のものとして設計者と施工者の心意気に興奮して読んだ記憶がよみがえってきたのでした。

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三股町、Mさまの家。本日地盤調査。
いよいよ、こちらの現場も動き出します。明日地鎮祭なり。


m.noda