展覧会の絵

市立図書館に本を借りに寄ったら、隣の美術館でなにやら催し物の看板が出ているではあーりませんか・・


今回は「和のこころ」と題して、この街にゆかりのある画家たちの作品展。
山内多門さんや山田新一さんなど、有名どころの絵は、この美術館に常設してあるので見たことはあるのですが、その方々の作品も今回はそれとは別のものが展示してある様子。・・・ふむふむ・・入場も無料ではあーりませんか・・これは見てみるべし(笑)・・ということで入って見ました。

しょっぱな、最初の展示室の一番目は山内多門さんの墨絵。「墨梅」
季節柄ピッタシの梅の絵、墨の濃淡を生かした梅の木の力強いタッチ。迫力あります。しばしみとれます。

以前、絵本作家の五味太郎さんが「美術館は何も難しい気持ちで絵を見なくてもよい、絵の前を歩いて回って、なにかふと、一つの絵の前で足が止まったら、その絵があなたにとって大事な絵なのだ」というようなことを書いていたのを読んだとき、なるほどなぁ・・と感心し、それ以来、わたくしの美術館めぐりはそのやり方です。

足が止まらない絵は、スルー・・分からんモンは分かりませんもんね(笑)

今回、絵の前で一番滞在時間が長かったのは(笑)・・これ、山内多門さんの大きな絵屏風「富士山」。
この屏風の前に立ったとき、迫力ありましたw
ドワ〜んっという。
愛嬌もあって。単純な線で。富士山。
これいいなぁ・・好きです。
こんな感じ(笑)↓


同じく、多門さんの絵で隣に展示してある「金剛山」は険しい岩山を詳細に描きこみ、厳しく暗い感じがするのですが、この富士山はおおらかで、雄大で、う〜む・・なにか心がギスギスした時などこの絵の前に来ると、ココロを包んで癒してくれそうな絵であります。 「元気出せよ。ドワ〜ン」みたいな(笑)現物はすごい。

その他にもやはり多門作の「真塗会席家具」もよかったなぁ・・漆?のお膳に四季の動植物を描いているもの。  
 かっこいいです。

展示室の中は写真は撮れないので、好きな絵がらなど、メモ帳に落書きして楽しんできましたw

また行くかも・・タダだし(笑)
開催は今月の26日まで。


m.noda