温暖化の知らせかも・・?

「ことしは、やられた」と実家の母が言う。昨夜の電話でのお話。・・・何だ?!と聞いてみると・・「つるし柿がカビだらけ」と・・・干し柿のこと。一大事なのである(^^)・・

実家ではつるし柿といいます。
毎年、この時期になると母は、柿をむいて軒先につるし、干し柿を作ります。そして正月のオセチ料理の中に出てくるのですね。中でもわたくしの好物です(^^)・・

穏やかな甘みと、しっかりした噛み応えが美味しい干し柿になるのですが、今年はつるしていた柿が乾く前にカビだらけになった。異変が起きたらしい。

こんなことは、初めてだと、80歳になる母が言うのであります。
原因を母なりに分析してみせました。
それは・・・
①気温が高い。・・・気持ち悪いくらい「ぬるい」と言っていた。
やはり干し柿は寒風にさらされて乾燥し、余計なものがそぎ落とされ、あのシンプルで上品な甘みができるのだけれど、それに必要な寒風が今年はほとんどない。

②湿度が高かったのではないか?
柿をむいて、つるした頃に雨が多く、湿気が高かったと・・
例年だと、好天が続いて乾燥する時期なのだ。10月〜11月は。



そういえば、わたくしも米の収穫も例年、田んぼで掛け乾しするのだが、今年は干したあと雨が多く、掛け乾しだけでは米が乾燥しきれず、脱穀後、乾燥機にかけたのである。
これも初めてのことだった。

「暖かい12月で年寄りには、過ごしやすいけれど、やっぱり変だ」・・と母は言っていました。
その干し柿はどうなったか?・・カビのついたものを洗ってみたけれど、取れないので、「捨てた!」と。
来年のおせちの中には、干し柿はないのであります。
残念..


m.noda