潮流

ifuku2009-09-10

おとといの新聞から昨日まで・・・集めた見出し。

「温室ガス25%減明言 鳩山代表・・政権公約であり、政治の意思として、あらゆる政策を総動員する」
「昭和シェル 宮崎に太陽電池新工場・・世界最大級の生産力  九州産業の柱へ期待」

「EV用の充電器、九電が製造販売 九州電力が電気自動車用(EV)用充電器の製造・販売に参入した」
「エコ運転しよう 自動車各社がドライバー応援。ホンダのエコグランプリなど・・」

「気候変動対策は成長の対極にあるものではない。むしろ21世紀は(環境配慮型の)グリーンな施策によって成長する社会だ。・ヘデゴー・デンマーク気候エネルギー相」
「温室ガス25%削減目標 二つの変革へ扉開いた・・●国内の産業構造の変革。●温暖化をめぐる国際交渉での日本の立場の変革」
「CO2地下貯留・海外と組み実験・・カナダ・オーストラリアと協力して。」
「Jパワー、地熱発電を拡大」

低炭素社会への積極策で経済成長を。 25%削減に世界が注目   排出量取引を急げ」
「温暖化ガス(国産排出枠)取得推進へ支援組織・・中小企業の利用促す」
「温暖化対策、途上国支援100億ドル必要。 日本は主導的役割を・国連気候変動枠組み条約 デブア事務局長」
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  環境関連記事のタイトルを集めてみました・・・・潮の流れが大きくなって一つの方向へ流れているのをはっきりと感じます。
このうねりはこれからますます大きくなっていくのは確実だ。

 民主党鳩山代表が20年までの温室ガス削減目標を90年比25%削減と明言したことに非常に強い意志を感じました。そして、六月に麻生首相が政府目標05年比15%削減(90年比では8%削減)、05年比という数字のすり替えを弄し産業界に遠慮しての発表と、全く違う明快さに驚きました。
 これが政治主導というものか。業界団体とのしがらみがないとこんなふうにやれるのだなと思ってしまいましたね。

 世界に向けて発信されたわけだから、もうこれを翻すことはできないでしょう。産業界からはこれに対してさっそく「荒唐無稽」など反発の声があがっているようですが。
 たしかにこの数字は非常に厳しい数字なのだろう。麻生さんの05年比ー15%も、省エネの進んだ日本社会の中で、やっとの思いで計算を積み上げた数字だったようだし、ましてや現在履行期間中のー6%の達成なんてとても無理な状況・・・・・・・・しかし、それでも野心的、意欲的な目標でないと産業構造のチェンジは進まないでしょう。

 今までの産業構造の上に立っての温暖化対策というのは意味はない「これまでのやりかたではもう地球環境がもちませんよ」ということなのだから。
 地球環境フォーラムでデンマーク気候エネルギー相の言葉「21世紀はグリーン施策で成長する社会」。

 しかし、現在履行期間中の京都議定書での約束ー6%はどうなってる?このまま行けば達成無理でしょ。たぶん。
約束守れなかったらどうなるか・・・ペナルティーとして上記の中期目標の値に削減量が追加されるんではなかったですかね。たしか・・・。
 そうなるとまたそのぶん費用がかかる。外国から排出枠購入したりしないといけない・・税金で。

最近は政治もメディアも中期目標のことばかりだけど・・。−6%はもうあきらめてるのかな。


m.noda m.noda9124@gmail.com