ポコ

「フードマイレージ・プロジェクト」というものが今月から始まったそうです。
フードマイレージとは海外から輸入した食品よりも国産の食品を選べば食品を輸送するときに排出されるCO2を減らすことができるという考え方です。
 国産の食品を選ぶと減らせるCO2の量を1ポコという単位で表します。 1ポコ=100g・CO2とのこと。

 例えば、豆腐300gの場合、原料となる大豆は90g必要で、これをアメリカから日本(東京)まで輸入すると65g・CO2が出る。
国産だと北海道から東京までで12gCO2。よって国産のほうが65−12=53g・CO2減らすことができると・・・。
これをポコであらわすと0.53ポコ。http://www.food-mileage-project.com

 プロジェクトをはじめたのは、生協などの4団体。そのうちの一つにウチが食材とっている生協が入っているではあ−りませんか。さっそく、その注文用カタログ、ゴソゴソと台所と食卓付近の棚を捜索(笑)
ありました、先週の。  おっ・・これだなポコ。↓ この写真の豆腐は輸入大豆で作られた豆腐と比べて70g・CO2の排出量が少ないということだな。
                  

▼小麦粉もありました。

このポコ集めても今のところ特典はないのですが、国産を選ぶ消費者の意識を高めるのが狙いだそうです。奥様方の選択が地球の未来につながっている。

 一方、われわれ建築業界にはですね。「ウッドマイレージ」という言葉があって、これは地元の木で家を造りましょうという運動なんですね。
特に宮崎県は立派な杉林が残されていて「地材地消」で家を造ることができます。 

 わたしたちは、この地元の木とつくり手・人材(大工さんはじめ、いろいろな地元職人さんたち)の力を生かして宮崎の杉の木の家造りを続けて行きたいと思っているのであります。 



※ちなみに、ポコとはCO2の泡のイメージ+スペイン語で「すこしづつ」の意味だそうです。

m.noda m.noda9124@gmail.com