太陽光発電・・日本版FIT法成立・・倍額買取

ifuku2009-07-11

7月1日に「エネルギー供給構造高度化法」が成立しました。

これは、家庭の太陽光発電で生じた余剰電力を現在の二倍の価格で買い取ることを義務付ける法律です。
年内にも新制度が導入されます。           
▲写真のおうちは、シャープ製4kwを設置しました

買い取る費用は全ての企業や家庭の電力料金に薄く平たく上乗せされます。気になるお値段ですが(笑)・・・経済産業省によると・・
<標準的な家庭で月額>
●制度開始時は約+30円
●買い取り量が増える5〜10年後は+50〜100円  程度と見込まれています。全ての家庭で毎月の電気代はこれくらい上がるということです。

 で、買い取る電気のほうは・・・現在、家庭の太陽光発電で生じた余剰電力を電力会社が自主的に買い取っている状態で、買い取り価格は1kw当り24円程度。これを新制度では50円程度で買い取るよう電力会社に義務付けます。

 これにより、現在の買い取り価格では設置費を回収するのに20数年かかっていたのがすでに始まっている補助金も利用すると10年に短縮されます。 これは大きいですね。 

 経産省太陽光発電導入量を2020年に「現在の10倍」から「20倍」に引き上げました。これは日本のCO2削減量の中期目標−15%(05年比)の計算根拠の一つにもなっています。削減目標達成には太陽光発電の普及がカギになっているといってもいいのではないでしょうか。

日本は世界一だった太陽光発電の設置量を、同様の買い取り制度を設置したドイツに抜かれました。新制度の導入で、世界一を取り戻したい考えです。

m.noda

海空木mail:ombee9124@gmail.com