光と影。陰と陽。躁と鬱。相対性理論的なライティングセミナーと新商品発表会・・Panasonic その3(あかりは大切なもの)

パナソニックさんの新商品の基礎知識を教えられた僕たちは、実際の新商品を見ることができる発表会会場へ移動した。
ここでは実物大のキッチンとダイニングを模したシュミレーションルームが2セット作られていて、先ほどセミナーで紹介された新製品の明かりの効果を実際に体験できるようになっていた。
このセットは二つあったのですが、一つは導光技術を用いて作られた柔らかい光を拡散させるダウンライト「ルミナリエ」の効果を実証する部屋。
もう一つは「シンフォニーライティング+シンクロ調色」のセットでした。
光を拡散するダウンライト「ルミナリエ」の方は確かに穏やかな光が部屋全体に回って、陰影をつけないですね。
普通のダウンライトのようなシャープな光の印象ではなく全体に明るい。
こんな光を好まれる方にはおすすめかも知れません。ダウンライトというよりは天井につけるシーリングライトのスリムなやつという印象でしたね。
次に「シンフォニーライティング+シンクロ調色」の部屋。
ここではいろんなシーンに合わせた照明のパターンを見せてくれたのですが、一つの空間が照明の仕方がでこんなにも変わるものなのか・・と、ちょっと驚き体験。
調光にプラスして調色まで・・この会場に来るまでは、一般の住宅ではちょっと贅沢ではないか?・・などと考えていたのが吹っ飛びましたね。
これはすごい・・・百聞は一見に如かず、というのはこのこと。
LED照明を用いてライトコントロールを駆使し、明るくしたり暗くしたりして、その時々のシーンで使い分ける。それを説明しながら実演してくれるのだけど、同じ部屋なのに照明によってこうも変わるものかとびっくりしましたね。
そして今回は、明るさ暗さを調節する調光に加え、色を変える調色も演出できるのでありました。
これを目の当たりにするとちょっと感動すら覚えますw。光が空間に与える影響ってのはすごいねぇ・・と改めて思うのでした。
これを体験した人はこのシステムを取り入れた空間づくりをしたいと思うだろう。くどいですが同じ空間が光のコントロール次第でこうも変わるのか、という驚きです。これは体験してみないとわかりません。
どなたか興味を持たれた方、わたくしと一緒に福岡のパナソニックショールームへ行ってみませんか?(笑)・・シュミレーションルームでそれを体験できると思います。ご案内しますよ(^^)
そしてこのシステムを取り入れた素敵なおうちを計画されませんか?・設計はわたくしで(笑)・・・・完成したら夜の見学会を開き、光をコントロールすることで生じる居心地のよい空間の豊かさを、一般の方に紹介して広めていこうではありませんか!・・と、まるでパナソニックの営業マンではないか・・完全に洗脳されとるな(笑)
それほど明かりの持つ力に魅了されたわけで、今回の発表会に飛行機で福岡まで連れて行ってくれて、昼ご飯もごちそうになったパナさんへのヨイショで書いているのではない。・・だ・断じてない(笑)
「う〜ん(^^)」 とうなりながら、LEDの持つ調色機能を利用したライティングの威力を見せ付けられて福岡から帰ってきたわけですが・・・
自宅に帰って、何気にOMの機関紙である「きづき 2013 5月号」の特集「光環境と人体」を読んでいたら・・いいことばかりではなさそうな気配のLED。で、これでまた「う〜ん・・・」となっている状況です(苦笑)
またこれについては後日書きたいと思っています。

この記事を読んでみたいと思われた方、ご連絡ください。「きづき 2013 5月号」をお送りいたします。国策ともなりつつある照明のLED化に警鐘を鳴らすものです。何事も自分で勉強して判断するのが大事です。ちょっと最近、この国は疑ってかかったほうがいいのではないかというところがあるし。政策など。・・・国交省補助金なども。
10部あります。連絡先は⇒ m.noda9124@gmail.com  または 080-6453-9808(野田) までどうぞ(^^)・・・

わたくしは光(明かり)は、自然光も含めて住まいや暮らしの中でとても大切な要素だと考えてきました。
心地よい光を見るには照らされる面の素材感が大切です。ですから仕上げの材料も大事なんです。人が手をかけて作ったものとか塗った仕上げは柔らかい優しい光を放ちます。それは表面に細かい凸凹が沢山あって光を細かく砕いて返してくれるからです。そんなやわらかな光の中で、お施主様のご家族がだんらんを過ごせるような環境をつくりたいと思います。
これからも、よりよい明かり環境で居心地のよい空間をお施主様にご提案できるよう、「明り」についてもしっかりと勉強していこうと思っています。



三股町Mさまの家・h25年1月完成(設計・コーディネート・写真・・・野田)

m.noda