春の山

春に三日の晴れ無し・・などと言いますが・・・・三月の初めはほとんど雨が降らなかった。
でも春も盛りのこれから新緑時期を迎え、少しづつ雨の日が増えてきたような感じです。
天気図を見ると明日くらいから菜種梅雨を思わせる前線がかかってきてますね。

さて先日日曜日、「どんぐり1000年の森をつくる会」に参加してきました。
山に植えたばかりの苗木には恵みの雨になるかもしれません。
わたしらスタッフは、植樹会に参加される一般の方のサポートするのが役割です。
前日から苗配りや会場の設置など、久しぶりに山で汗をかいて気持ちよかったw。


苗木は、コナラ、クヌギ、イチイガシ、タブノキ、山桜、紅葉、シラカシ・・など6000本。

↑これはコナラの苗

↑この急こう配の斜面に怖気づいて、急きょ山タビを購入(笑)スパイク付の強力なやつ。↓



さて翌日・・植樹会当日は風もなく、薄曇り・・暑くなく穏やかな日でした。
、それから次の日はしっかりと雨が降って、三日後にも雨が降ってという、幼い苗木たちにはいい条件の日が続きましたね。



今回の会場の面積・1.9ヘクタール、植樹参加者648名、苗木6000本、一人当たり約10本の植樹です。小さいお子さんから年配の方まで、熱心にクワをふるって山の急斜面に苗木を植えておられました。
会場は杉を伐採した跡地、殺伐としたこの眺めの山に、広葉樹たちが根付けばいいなぁ・・と思います。
この山も尾根から先は雑木林、その中に入ってみると気持ち良い。大きな樹があったり、上を見上げると木漏れ日の中に葉っぱたちが透けて見えて・・こんな感じ♪・・



木漏れ日の中、樹木たちに囲まれてると雑木の森はいいなぁと改めて思う。
そして、いい薪になりそうだな(笑)・・とも(^^)
この植えた木々たちも何十年か後にはこんな森になるかもね。

毎年この会で植樹している人を見て思うのは、樹を植えるというのは祈りに似ているな、ということ。



なぜだろう。
土に穴を掘り苗を入れ、土を埋め戻し、ぎゅっとその土を両手で固めるとき・・
苗木の根元の土が乾燥しないように枯れ枝などをかけて根元を覆ってやるとき・・
植樹のしるしの白いリボンを枝のテッペンに結ぶとき・・
この後すぐ雨の恵みが無ければ死んでしまうような苗木が、スッとまっすぐに天に向かって立っているのでありますよ、たくさんの。
これを見るとき、祈りのイメージとダブるのでありまする。

 野田