洋館の窓

ifuku2011-08-11

昨夜、遅い夕食を一人でとりながら、何気なくTVを見ていると・・横浜にある築100年を超える洋館を訪ね歩く番組をやっていた。
その中の一つ。とてもきれいでかわいい外観の洋館があった。今も喫茶店として使われている。
 外観は白い外壁に窓の幅広の枠を赤で塗装してある。一見、奇抜な色使いの建物なのだが、周りの樹々の木漏れ日が建物全体を覆って、光と影が外壁にゆれている。とても落ち着いて上品だった。
・・・が、まわりの樹々の緑がないと、けっこうケバイ建物ちゃうか・・。
でも緑に囲まれてかっこよく見える。

 この家が建てられた当時は、これだけ樹々たちは茂ってなかっただろう。
設計者は木陰が揺れる将来を見越して造ったのか。・・100年後をみてたのか?
ロングロングスパン・・現在にも美しく現役でいる家は、ここまで受け継いでこられた方の愛着心に支えられてきたわけですが、しっかり造れば時と自然が出迎えてくれるのかな。

で、多くの洋館を巡って紹介していたが、共通しているのは、どの洋館も窓からの眺めを重要視していること。窓から見える樹木は欠かせない。当たり前だけど・・そのためには敷地に立ってよく見て考えること。
樹々の間から横浜の港が遠くに見える窓があったが、一枚の絵を見るような眺めでしたなぁ。



m.noda