管理建築士講習

ifuku2011-08-05

本日、宮崎市にて管理建築士講習。
これは建築士法の改正により、設計事務所の管理建築士は所定の講習を受けなければならなくなった。
数年前のあの構造計算偽装マンション、いわゆる姉歯事件以来、そのあたりが厳しくなったのですね。
期限が今年の11月27日まで・・・というわけで本日行ってきました。
8時半受付開始、9時半講習開始。最後に試験が一時間あって17時終了。
各一時限が90分。90分机に座って先生のお話をお聞きするなんて何年ぶりだろう・・
で、講師先生は、分厚いテキストのポイント部分(ほとんどポイントなんだけど・笑)を早口で朗読していくのみ・・・
眠くならないほうがおかしい。・・・・途中睡魔と格闘しているうちに罰ゲームやらされてるような気がしてきた(笑)

しかし、ここで、気持ちを入れ替えましたよ、わたくしは。キッパリ・・今日はいつもと違うじゃあーりませんか!・・なぜ?・・わからん・・老い先短くなってきたせいか?時間がもったいない(笑)
この時間をどう過ごすか・・わたくしの今日一日はこれにかかっているのである。コウコクノコウハイコノイッセンニアリ・・古い!(笑)

講習の最後に試験がある。しっかり講義を聴いて100点狙おうではないかと・・と切り替えて、しっかり勉強してきました。

おかげさまで、面白かったね。
 設計業務や工事監理とは・・とか、設計事務所の基本的な考え方、品質管理、事務所の運営など・・
とくにマネジメントの原理原則の部分などなるほどなぁと、思ったりしましたね。
設計業務偏からテキストの一部を抜粋すると⇒「■建築主の立場からプロジェクトの目標を確認する・・・設計与条件を明確化するための第一歩としては、建築主の立場からプロジェクトの目標を明確にすることが効果的である。建築主がそのプロジェクトを通して何を実現したいのかがわかれば、どのような建物をいかに設計し、建設していくべきかを理解することができる。しかし、建築主からプロジェクトの目標を教えてもらうことは意外に簡単ではない。一般的には委託側も何をどのように伝えればよいのか手探り状態のことが多く、そもそもプロジェクトの目標そのものが漠然としている場合もある。建築士は、曖昧に始まるコミュニケーションをもとに具体的なイメージをまとめ上げなければならない。
またそれとは反対に、時として最初に書面で目標を示される場合もある。大変参考になるものではあるが、これも表面的に鵜呑みにしてはいけない。これらは建前の目標であることもあり、これで終わってしまっては委託者とのコミュニケーション基盤をつくり出すことにつながらない。仮に書面を提示されたとしても、それを出発点としてその目標が定められた動機等について充分なコミュニケーションを図るべきである。・・・」テキスト中 ・建築物の品質確保に関する科目―2受託業務の管理 ・53ページ
まあ・・こんな文章が続くんでありますが・・思わず納得。
またこの的確な文章に感心するなぁ・・ほんと。これ読んで、ほんとにそうだなぁ・・と思うのです。だから、わたくしらが設計の仕事をするときも漠然とだけど、こんなことを実は、普段やっていることなんですね。それをビシッと言語化してみせられると思わず「う〜ん」と感心してしまう。そして自分の腑に落ちていく感じがするのであります。
学習というのは思考を言語化するということだなとあらためて思ったのでした。


↑JAアズムホールで昼食♪
適当にトッピング・鮭のフライとごはん、味噌汁、小鉢(ブロッコリーにあんかけ)おいしかったなぁ・・笑
個人的に、魚のフライにウスターソースをジャバジャバかけてご飯を食べるのが好きなのだ。
今日はフライにタルタル付き・・ウスターとからませ豊潤な濃味になったところを白いご飯と一緒にいただきました♪


午後の講習、また睡魔が襲ってきたけれど魂を売り渡した時間は5分くらいだったと思う(笑)
後は大丈夫、しっかり講義を聴いてきました。
最後にあった試験もその甲斐あって、自己採点では満点ですな・・・・タブン(笑)
(合格点に達しないと再講習と追試)

勉強を楽しんだ一日でした。このテキストはこれからも時々読み返そうと思う。

m.noda