いずこへ〜
18日に総選挙が公示され、30日の投開票に向け選挙戦が始まりましたが、昨日の朝日新聞にこの選挙に向けた世論調査の結果が掲載されていました。
自民・民主ともそれぞれのマニフェスト対して激しく批判の応酬をしているわけですが、この調査結果を見ると各党の目玉とされる政策に対して「評価する」人よりも「評価しない」人のほうがかなり多いですね・・・両党共通して。
例えば・・・・
【自民党の政策】
「今後10年で家庭の所得100万円増」・・・ 21%(評価する) 66%(評価しない)
「景気回復後の消費税引き上げ 」 ・・・ 39%(評価する) 52%(評価しない)
【民主党の政策】
「子供手当て(2万6千円/月)支給」・・・ 33%(評価する) 55%(評価しない)
「高速道無料化」 ・・・ 23%(評価する) 67%(評価しない)
【両党共通】
「公約を実現する為の財源に不安を感じる 83%
「投票先は?」・・・・・・・・民主40% 自民21%
・・・・・など。
「投票先は?」の質問では、民主40%・自民21%と民主が大きくリードしていますが、それぞれの代表的な公約についてはどちらの党もあまり評価されていませんね。
一見、民衆ウケしそうな民主党の「高速道無料化」は、7割近い人が評価していませんし、最も評価低い自民党の「今後10年で家庭の所得100万円増・・」なんて??なんのコッチャわかりません。
数字見てて意外だったのが、自民の「消費税引き上げ・・」評価する39%、約4割の人が評価しています。
「お金配ります」や「利用料ただにします」の耳さわりのよい選挙公約よりも、かえって「消費税増税」が評価ポイント高いというのは、税金の使われ方や財源、次世代たちへの借金などの討論を、本質を、もっと真剣に深めてほしいという国民の気持ちの表れではないかと思ったりもするのであります。
m.noda