ジンとくるCM

ある建築家のフェイスブックで知ったこのCM。

これまでわたくし、あんまりLED、特に興味は無く・・・
LEDメーカーが、電気代が1/5だの、ランプ寿命が二十年持つだの・・お得ですよ!と効率だけ強調されてもねぇ・・それがどうした(笑)という感じでした。
青白い光がちょっとねと・・(電球色もあるけれど白熱電球のあのパワーには、ちょっと及ばないのだ)
心の琴線に触れないのだよ。君は・・心に響くことも灯りとして必要なのだ。

などと、ゴーマンに思っていたけれど、こんなの見せられるとグラッときてしまうw。・・LEDのイメージを完全に補ってるね。
家族の成長をひとつの光、影絵、あたたかい音楽でつつんで・・・ちょっと「つみきの家」の回想シーンを思い出した。
自分ちの家族を振り返って、このシーンにダブらせると、・・ちょっと目頭が熱くなってしまうではないか。

さすがCF製作のプロ。

しかし、このフィルムの影絵はLEDの灯りでつくったものなんだろうね。・・まさか白熱ランプじゃ(笑)
影絵には白熱ランプの光が似合うもんね。
いやいや・・この白い光の広がり具合はLEDでしょ。



↓こちらはワンちゃんと一緒編。途中ちょっと悲しいけれどね・・



わたくしの「照明」の教科書に「・・・実は光のデザインはモノを見せるだけでなく、あるシーンをデザインし、思い出づくりを手伝っています。・・・・(中略)・・住宅の照明デザインは、住まいという舞台の照明装置を作ってあげることなのです」という文章があるけれど、このCMをみたら、その通りだなと思った。
・・・・・


・・あ・これは走馬灯かぁ・・

これは、はやく家に帰りたくなるCMである(笑)




m.noda