旧都城市民会館


旧市民会館⇒写真



通勤の道、こいつのそばを通るとき思うことは、これがなくなったら風景はさびしいだろうなぁ・・と思う存在感。・・・・しかし、近寄って見る躯体のキズは痛々しいのだ。じわっと壊死が始まってるような・・
現役を引退してどれくらい経つだろう・・

朽ちていく姿にも心を惹かれる。名建築なり。
設計者のこだわりに、手間(技術)で応えた職人気質が伝わってくるようです。創り手と造り手の・・
ティールにそういう力強さを感じるのであります。
それぞれにややこしい造形してますw
完成したのが1966年、45年前。


↑こんなんどうやって型枠を組んでコンクリ流したんだろう・・



↑ギザギザコンクリとガラスの壁。手間かかりそ(^^)



ドアのデザインも・・階段の手すりもさび付いちゃいるけれどオシャレ。


↑消火栓のデザインも・・コンクリートの壁にこんなニッチ造るのも現場は大変(^^)打ちっ放しだもんね。でもきちんとコンクリが入っていますね。角まで。


↑壁面もぺラッとただの平面ではありません。なんかかんかいろいろと模様つけてます。
施工者泣かせです。


エントランスの柱を利用した雨どい。コンクリートで作っている。

設計者の菊竹清訓さんがお亡くなりになったそう・・・ご冥福をお祈りいたします。


m.noda