省エネ住宅の近未来

 今朝の新聞記事、ホンダが埼玉県で太陽光発電や電気自動車を組み合わせて省エネとはCO2排出抑制を両立させる実証実験を始めるそうです。東日本大震災で省エネへの関心が高まっていることを受け早期の実用化を目指すらしい。

 この住宅の特徴は、太陽光発電、ガスを燃料としたコージェネレーション電熱併給)・・燃料電池でしょうね・・と蓄電池を設置。これらの設備を効率的に使う制御システムで、電気やガスの消費量を少なくする。

 これまでの大規模発電所から送電されてくる電気を消費するということではなく、各家庭でできるだけ電気を造るということですね。太陽光やガスなどいろいろなエネルギーを利用して。

エネルギーの多様性です。
 この多様性を効率よく制御するシステムが必要。つーことでスマートグリッド

そして、電気自動車の蓄電池を利用して、非常時に電気を取り出すことも・・・

(でもクルマが電気自動車ばかりになったら面白くないだろね。だいいち、黙って走るというのが気にくわない・というか・信じられん)


 しかし、これからの未来は、大規模発電所に依存しない、エネルギー自立住宅。


 しかし、そんな設備を備えるとなると住宅の値段というのはどれくらいになるのだろう・・すごいでしょうね。
普及するためにはやはりコストの問題か・・・

 そうなるとやはり「お金かけずに手間かけて」である。
まずは、建築的に出来るだけパッシブな住宅をつくることを考えて、機械設備は補助として使うことを心がけたい。

他人の言葉を借りて恐縮ですが、 愛読書「目を養い 手を練れ・宮脇塾講師室編著」からの一説⇒・・・今一度、基本の基本に戻って考えてみよう。まず住宅の設備という言葉で機械設備を連想してしまう習慣から見直してみる。そう、自然の力に目を向けてみることだ。風の心地良さをぜひ発見してみてほしい。風が通り抜けるように家を設計するのはやれば出来ることなのだ・・・・

 設計するうえで基本にしたい考えです。
 風を感じるのは気持ちのよいものです。・・・・・自転車で走るときの風もね(笑)


m.noda