「はやぶさ」のグッドニュース

ifuku2010-11-17

小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったサンプルが小惑星イトカワ」のものであると確認されました。
今年の6月に地球に帰ってきて約5ヶ月ぶり。

わたくし的にはちょうど「はやぶさの大冒険」という本・・この探査機のドキュメンタリーを読んでいるときで、このニュースはグッドタイミングでした。1500個のサンプルがイトカワのものと確認されたようです。

 「星のかけらを拾って地球にもどるまで、60億キロを、7年かけて旅をした惑星探査機の運命」・・いろんなトラブルを装置や機械にだけに頼るのではなく人の知恵と経験で乗り切る「はやぶさ」チーム。

この本の一部分から・・⇒『小惑星イトカワ」へあと70キロの地点、宇宙空間観測所の64メートルのパラボラアンテナ、そこから得たデータは、「はやぶさ」の接近移動がまるでグラフ用紙の上に定規で線を引いたように、ふらつきやぶれがほとんどないことをつかんでいた。「イトカワ」を目前にして停止した直前の速度は、秒速0.25ミリ、時速ならわずか90センチ。そばで見ていてもほとんどわからないほどゆっくりだが、ここへの移動では予定したコースとの誤差が1秒間に数ミリ以内という信じられない正確さをたどっていたこともわかった。なんというすごいことをやっているんだ! 川口さん(プロジェクトマネージャー)は、「このような微速のランデブーに成功した例はかつてなく、史上初めてのことだ」と、語っている』(P123)
 なんか、ここんとこ久しぶりに「がんばってるやん、日本!」と感動させてくれます!・・・^^


 しかしまぁ、地球から3億キロも離れたところで小惑星からサンプルを採取するという・・わたくしなんか想像もつきません(笑)・・そんな遠くのものへ地球から支持を出してコントロールするという・・すごいですね

しかし、この「はやぶさ」も一時は機体トラブルから制御不能で宇宙の中、行方不明になった。
宇宙のモクズとなる可能性もあったのだ。

『希望を失いつつあったチームを支えたのは、川口さんの「かなりの確率で見つかる!」という言葉だった・・(中略)・・それが何日後になるのか、何ヶ月後かはわからない。チームは、その日がくることを信じて、必死の「はやぶさ」への呼びかけを開始した。』P205・・『・・間違いなく「はやぶさ」だった。行方不明から46日目、「はやぶさ」が息を吹き返し、「僕は目覚めたよと」と伝えてきたのだ!』P209・・う〜ん(涙)

イトカワ」からの帰り道、いろんなトラブルが「はやぶさ」を待ち受けていますが、そのたびにこのチームは、いろんな新しい方法を編み出して解決していくんだよね。すごいです。超最先端のハイテクの世界で、『・・根性としかいいようがない』P212・には、笑った(^ ^)・・いい意味で!


 読んでいるとハラハラドキドキの連続です・・・お勧めの本。


明日には市立図書館に返却しますw^^・・





m.noda

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■この日のツブヤキ・・(^ ^)